精油はエッセンシャルオイルの事!間違いなく選べ使える知識を簡単に解説
精油とエッセンシャルオイルは日本語と英語の違いです。
そしてアロマテラピーで使うのは「アロマ」では無く、精油と呼ばれるエッセンシャルオイルになります。
今回は「アロマで癒された~い」と思う時に使う、精油と呼ばれるエッセンシャルを間違いなく選べて使える知識を簡単に解説します。
精油(エッセンシャルオイル)を学ぼうと考えると難しそうに聞こえがちですが
この内容さえ知っていれば、精油(エッセンシャルオイル)ってどんなものなのか?を
完璧にマスターした!と言っても大丈夫です!!
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精油(エッセンシャルオイル)は具体的にどんなもの?
何か効果や効用を期待して使う時のアロマは、精油と呼ばれるエッセンシャルオイルを使います。
この精油と呼ばれるエッセンシャルオイルを使う事で心や体を元気にしていくのがアロマテラピーになります。
ではどんな風に違うのか?具体的な事を知ると納得できます。
植物から抽出されている貴重品?!
精油(エッセンシャルオイル)は、必ず専用の瓶に入って扱われる「 100% 天然!」の液体の事で、
セルフケアに活用したりストレスケアに気軽に取り入れられます。
そして全てに「香り」があるのが特徴です。
これは、花や葉、果皮、根などを蒸したり、皮を搾ったりして抽出されています。
例えば…精油(エッセンシャルオイル)1kgを得るためには
・ラベンダーなら花穂を100~200kg
・ローズなら花を3~5トン
も必要になります
なのでただ香るだけの「アロマ」では無く
大量の原料植物からほんの少ししか採れない、植物の香り成分を抽出した【貴重なエッセンス】になります。
目印があるのが本物!
精油(エッセンシャルオイル)は、専用の瓶に入っていますが、精油(エッセンシャルオイル)と同じ瓶を使って
人工的なアロマも売られている事が増えています。
なのでパッと見ただけでは、精油(エッセンシャルオイル)なのか解らない事も多いのが現状です。
ただ、精油(エッセンシャルオイル)には必ず【目印】があります。
この【目印】があれば、間違い無く精油(エッセンシャルオイル)になるので覚えおきましょう
3つの目印+α
精油(エッセンシャルオイル)の【目印】は必ず下記の3つが表示されています。
植物の
・抽出部位
・抽出方法
・原産地
この3つが表示されていない場合は、精油(エッセンシャルオイル)ではありません。
そして品質の高い精油には+αで
・ロット№
が表示されています。
このロット№を辿る事で「いつ」「どこ」「どんな」状況の精油(エッセンシャルオイル)かが解るので
管理をしっかりしているブランドの精油(エッセンシャルオイル)には「ロット№」があり品質管理がされています。
なるほど!こうやって作られているのか「製造方法3種類」
大量の原料植物からほんの少ししか採れない、植物の香り成分を抽出した【貴重なエッセンス】は
どんな方法で作られているのか?ココでは具体的な方法を3つ順番にお伝えします
ほとんどがこの方法で作られる!
①水蒸気蒸留法(読み方:すいじょうきじょうりゅうほう)
精油(エッセンシャルオイル)のほとんどが、この方法でつくられます。
これは原料の植物を高温の水蒸気であぶり抽出する方法です。
すると植物のなかにある精油になる成分が水蒸気になって上昇し
精油(エッセンシャルオイル)が作られます。
この抽出法では芳香蒸留水(※)もつくられます。
※芳香蒸留水…「ハーブウォーター」「フローラルウォーター」「アロマウォーター」などとも呼ばれ
原料植物の名前に因んで「~水」「~ウォーター」とも呼ばれています。
(例/原料植物がローズの場合→「ローズ水」「ローズウォーター」)
柑橘系の精油はコレ!
②圧搾法(読み方:あっさくほう)
柑橘類からエッセンスを抽出するために使用されます。
果物の皮から精油(エッセンシャルオイル)を絞り抽出します。
熱による影響を受けないため、デリケートな成分を損なうことなく新鮮な香り成分を取り出すことができまる。
アブソリュートって呼ばれるのは製造方法だった?!
③揮発性有機溶剤抽出法(読み方:きはつせいゆうきようざいちゅうしゅつほう)
熱に弱い植物からエッセンスを抽出する方法です。(ジャスミンやバニラなど)
アセトンや石油エテールなどの揮発性有機溶剤を使って、エッセンスを溶かし出します。
この抽出法が使われた精油(エッセンシャルオイル)は、必ずアブソリュート(abs)と呼ばれます。
例えば… ローズ
水蒸気蒸留法でとられた精油は「ローズオットー」
揮発性有機溶剤抽出法でとられた精油は「ローズアブソリュート」
になります。
他にはあるの?!
実は…精油(エッセンシャルオイル)の作られ方には全部で5つりますが
現在はほとんどが下記の3種類で作られます。
①水蒸気蒸留法(読み方:すいじょうきじょうりゅうほう)
②圧搾法(読み方:あっさくほう)
③揮発性有機溶剤抽出法(読み方:きはつせいゆうきようざいちゅうしゅつほう)
その他の2つは…
油脂に芳香成分を溶けださせる
④油脂吸着法(読み方:ゆしきゅうちゃくほう)
1980年に導入された
⑤超臨界流体抽出法(読み方:ちょうりんかいりゅうたいちゅうしゅつほう)
がありますが、
④は大昔に香りの成分を取り出していた古い方法
⑤はコストの面で流通されない
理由からお目見えしません。
読むと まるで呪文のように聞こえるので精油の製造方法!スラスラって言えるとカッコ良いですよ^^
理解しておくと簡単に使いこなせるっ♪
精油(エッセンシャルオイル)を使う時に知っていると便利なのが性質です。
精油(エッセンシャルオイル)には3つの性質があるので覚えておきましょう。
性質はこの3つダケ!
・芳香性…香る事
必ず香りがありますが、全てが良い香りではありませんw
ただ精油(エッセンシャルオイル)の不思議な所は、日によって必要な香りだと感じる事!
使えば使うほどに自分に必要な精油(エッセンシャルオイル)を感じられるようになります
・揮発性…蒸発する事
香りを感じるという事は、液体が蒸発する事になります。なので香りを感じる精油(エッセンシャルオイル)は蒸発します。
ただ…水の蒸発とは違い、サラサラしてる精油はドロっと、元々粘着の強い精油は固体化する事が多いです。
・親油性…アブラに溶けやすい事
アブラに溶けやすいという事は、水には溶けにくい事になります。
なので精油を水に溶かす時には必ず界面活性(※)効果のある別の化粧品基材(※)を使います
※界面活性
水と油のように混じり合わないものを混ぜ合わせて性質を変化させるモノ
※化粧品基材
化粧品の土台になる、液状・ジェル状・乳液状・クリーム状などの材料の事です
まとめ
振り返ると…「アロマ」と呼ばれるたくさんの商品の中には、アロマテラピーで使う精油(エッセンシャル)があって
「どんな風に作られて」「どんな性質をもっているのか?」を知る所からが、
自分の生活にアロマを入れ使えるようになったスタートだったなぁ~♪って思い出しました。
そしてこの次に、精油(エッセンシャル)の使い方を知ると
あっという間にアロマセラピストの仲間入りです。
次回は、具体的な使い方やどうやって心と体に作用するのか?をお伝えします。
最後に
お客様のニーズが「結果重視」から「癒し重視」に変化した事に気づき、サプリのようにアロマを提供する独自のメソッドを構築しカウンセリングに取り入れる。その後2011年に起きた東北大震災時、福島県の起業家向けに活用した所、前向きな人でも「深層心理に真逆のストレスを抱えて一歩前に進めない」事を発見し心理メソッドとして体系化、一般社団法人を設立。
郡山市・福島市から「心の健康を身近に気軽に」をモットーにメンタルヘルスの専門家も受講するストレスケア・メンタルヘルス講座として、現在12年目を迎えました。全国からオンラインで受講出来るプログラムです。
著書:売れっ子セラピストになる3つのステップ Amazon1位 東洋経済オンライン起業部門1位
保有資格:アロマ/ハーブ/食育/サプリメント/コミュニケーション/メンタル心理/マインドリーディング/マインドマップ
独立行政法人雇用・能力開発機構福島センター ワークガイダンス講師育成講座 終了
財団法人 実務技能検定協会 ビジネスマナー
経済産業省 中小企業庁 販売士検定
財団法人 事務技能検定協会 ビジネス文書技能検定
公益社団法人 マインドマップ検定