アロマテラピーとは?「アロマ」とは別物だと知らずに使われない為にセラピストやアロマ講師が伝えるべき事
ストレス社会を過ごしていると誰しもが癒されたい…と感じます。
そして癒されたい時にふと思い浮かべるモノの中に「アロマ」を想像する方も多いでしょう。
ただ、このアロマには【天然なモノ】と【人工的なモノ】が存在します。
では何が違うのか?
「アロマテラピー」と「アロマ」とは別物だと理解している消費者はとても少ないいため、
提供する側から「どう伝えるか?」のPointを解説します。
この流れに沿ってお伝えする事で、アロマを使い始める方は目的に沿ってアロマを使う事が出来ます。
また、天然のアロマは「アロマテラピー」に使われます。
この「アロマテラピー」についても詳しく解説します。
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そもそも「アロマ」の意味って?
アロマはフランス語で【芳香】という意味を持ちます。
芳香とは、「いいにおい。」という事!
なので、いい匂いのするモノは全てアロマと表現できます。
現在アロマ人気が高まり、いろんな商品でアロマと言う名前がつくのは
いい匂いの〇〇 という言葉に言い換えられます。
例えば… アロマコーヒー なら いい匂いのコーヒー
アロマ柔軟剤 なら いい匂いの柔軟剤
という意味になります。
という事は、【天然なモノ】と【人工的なモノ】の区別がない表現になります。
アロマには【天然なモノ】と【人工的なモノ】がある!?
それでは【天然なモノ】と【人工的なモノ】とはどう違うのか?
【天然なモノ】のアロマは
・においが継続しない
・安価では無い場合が多い(今では安価に変える場合もある)
【人工的なモノ】のアロマは
・においが継続
・安価でも購入できる商品が殆ど(今では高価なモノも多い)
また中には【天然由来なモノ】というのもありますが
こちらも完全に天然では無いという事を示しています。
この2つの大きな違いは、アロマの中で
アロマテラピーで使うアロマは【天然なモノ】に限られ
【人工的なモノ】はアロマテラピーには使えないという事です。
「アロマ」と「アロマテラピー」は別物
では「アロマ」と「アロマテラピー」とはどう違うのでしょうか?
これは、アロマテラピーの説明を知ると理解できます!
が…
その前にアロマテラピーを日本語で訳してみるとよくわかります
アロマテラピーは2つの単語が合わさって出来ています。
「アロマ」+「テラピー」=アロマテラピー です。
これを日本語に訳すと
アロマ…芳香
テラピー…療法
併せて 芳香療法 となります。
まとめるとアロマテラピーとは【芳香療法】と言う意味です。なので「いい匂いで療法」するという意味になます。
ちなみに療法は「治療の方法」という意味なので、直訳すると「いい匂いの治療の方法」と訳すことができます。
しかし実際には医療行為では無く、植物の香りから心と体を癒す自然療法の1つです。
「アロマ」という言葉をよく聞くようになり
「アロマテラピー」も同じモノと捉えられがちですが、このように実は全然違います。
また、日本での「アロマテラピー」と他の国での「アロマテラピー」でも違います。
世界と日本では意味合いが違う!
単語を組み合わせて「芳香療法」と言う意味になる「アロマテラピー」ですが、
アロマテラピーという言葉が持つ、世界共通の意味合いは【天然なモノ】であるアロマを使う事です。
ただ1つ疑問なのは、療法といっても日本では自然療法を指し、医療行為ではない事です。
世界におけるアロマテラピー
これは…アロマテラピーの発祥がヨーロッパだから!だと考えられます。
日本でのアロマテラピーは医療行為ではありませんが、ヨーロッパでは医師が処方する地域(医師がアロマセラピストの資格を持ち処方する事)もあます。
全世界でアロマテラピーと言えば、【天然なモノ】であるアロマを使う事は共通であっても、
その捉え方や使い方、使う人たちによって変わるのがアロマテラピーなのです。
このような理由から…「色んな見解が飛び交い不思議なモノ」な位置づけになってしまう事があり、様々な協会が存在したり、学び方が存在するのもアロマテラピーならではと言えるのではないでしょうか?
しかしそれでは「アロマテラピー」はどのように捉えたらよいか迷ってしまいます…
ですのでここでは、日本でアロマを使う時に全ての人の共通としてもっている定義をご紹介します。
日本におけるアロマテラピー
アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、
心身のトラブルを穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく自然療法です。
この定義は、全国に展開しているアロマショップ【生活の木】から設立された協会で、
1987年にエッセンシャル・オイルによる「アロマテラピー」を提案し
日本でのアロマテラピー普及を牽引してきた受験者数53万人(2022年)を持つ
日本アロマ環境協会(AEAJ)のものです。
日本で1番アロマテラピー資格習得者が多い協会としても知られ
アロマを誰しもが安全に安心して使う事が出来る指針を打ち出しています。
そしてここに出てくる「植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)」こそが
【天然なモノ】であるアロマになります。
引用文献
日本アロマ環境協会 アロマテラピーとは「AEAJによるアロマテラピーの定義」
https://www.aromakankyo.or.jp/basics/introduction/
この他にもアロマテラピーの普及に貢献している大きな協会は、日本に2つありますが、
日本でアロマテラピーを根付かせた立役者であり、
多くのアロマテラピーを扱う人達の共通指針になっているのは
間違いなく「AEAJによるアロマテラピーの定義」です。
アロマテラピーを学べる協会としておススメなのは下記の2つです。
★日本アロマコーディネーター協会(JAA)
アロマセラピーとアーユルヴェーダの考え方を融合させ普及
https://www.jaa-aroma.or.jp/
★ナード・アロマテラピー協会(NARD JAPAN)
ベルギーから世界の各国へアロマテラピーの普及・啓蒙している日本支部
https://www.nardjapan.gr.jp/
まとめ
今回から「アロマテラピーについて」の記事を書こうと考えた時に、実はなかなか記事がまとまらず…とてもとても悩みました。
なぜこんなにも書けないのか…と落ち込みましたが、その理由をしっかりと私自身が理解できたときに納得できました。
それは今までアロマテラピーの質問を多く頂いた時に感じる、私と質問者の間に起こる違和感です。
その違和感の原因が「アロマ」と「アロマテラピー」の区別が解らないという落とし穴でした。
もしかして、今この記事を読んでいる方の中には「アロマテラピーを説明する記事として、新しい切り口だなぁ」と感じている方がいたら、きっとアロマテラピーを既に学ばれている方なのだと思います。
そんな方にも役立つアロマの記事をこれからもお届けしたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
最後に
お客様のニーズが「結果重視」から「癒し重視」に変化した事に気づき、サプリのようにアロマを提供する独自のメソッドを構築しカウンセリングに取り入れる。その後2011年に起きた東北大震災時、福島県の起業家向けに活用した所、前向きな人でも「深層心理に真逆のストレスを抱えて一歩前に進めない」事を発見し心理メソッドとして体系化、一般社団法人を設立。
郡山市・福島市から「心の健康を身近に気軽に」をモットーにメンタルヘルスの専門家も受講するストレスケア・メンタルヘルス講座として、現在12年目を迎えました。全国からオンラインで受講出来るプログラムです。
著書:売れっ子セラピストになる3つのステップ Amazon1位 東洋経済オンライン起業部門1位
保有資格:アロマ/ハーブ/食育/サプリメント/コミュニケーション/メンタル心理/マインドリーディング/マインドマップ
独立行政法人雇用・能力開発機構福島センター ワークガイダンス講師育成講座 終了
財団法人 実務技能検定協会 ビジネスマナー
経済産業省 中小企業庁 販売士検定
財団法人 事務技能検定協会 ビジネス文書技能検定
公益社団法人 マインドマップ検定