子ども・妊婦・高齢者・病気・ペットにアロマを使う注意点をまとめました!アロマって危険なの?に回答
今までアロマを自然に使っていても、環境の変化・状況の変化で不安になる事は当然です。
ただ、ネットを見ると不安要素ばかり目についてしまってアロマを使いずらくなってしまっては勿体ないなぁと感じます。
なので、今回は安心して使えるようになる指針になればと思いながらまとめました。
アロマを使う時によくある質問・危険性について
アロマを使用する際のルールは、年齢や状況によっても変わります。
ここではよくある質問を日本アロマ環境協会(AEAJ)が作成したガイドラインにそって答えします。
敏感肌やアレルギー体質の注意点は?!
敏感肌、アレルギー体質の方は事前にパッチテスト(※)を行うと安全です。
※パッチテスト
テストしたい成分を希釈して皮膚に付着させ、その部分が赤くなっているかどうかを判定する検査。
【アロマでのパッチテストやり方】
植物油などで希釈した精油を10円玉程度の大きさで少量
腕の内側に塗布し24時間放置します。
塗布した部分に異常がないか調べ、赤みやかゆみ、炎症や腫れが生じたりしないか確認し
異常がなければそのアロマは使用OKです。
パッチテストの注意
かゆみや炎症などの異常が起きた場合は、すぐにたくさんの水で洗い流しましょう。
その後も異常が続く場合は皮膚科を受診してください。
敏感肌やアレルギー体質の方だからこそ、既製品ではなくアロマを使いたいと考え使い始める方もいますが、
自然なモノだから安心ではなく、ご自身の体質にあるか調べることが重要です。
パッチテストは手軽に行えるため、安全にアロマが使えるか調べられる方法です。
ただし、パッチテストで大丈夫でも、体調によって合わない場合もあるので敏感肌、アレルギー体質の方は低濃度から使用をスタートしてください。
小さな子どもに使う量(赤ちゃんにつかっていいの?)
0~3歳未満の赤ちゃん
3歳未満の乳児・幼児には、芳香浴法以外は行わない事。
肌に直接精油が触れるトリートメントやアロマバスは避けて芳香浴にとどめておくのが無難です。
3歳以上から
3歳以上であれば、芳香浴に加えてトリートメントやアロマバスも可能です。
ただし精油を希釈して、濃度・使用量を大人の1/10からスタートしてください。半分程度に抑えておきましょう。
妊娠中の使い方ってある?!(初期~中期・後期~分娩時)
ストレスや不安を抱えがちな妊娠中こそ、アロマの香りで癒されたいのに
・妊婦さんがアロマを使って大丈夫なのか?と家族に反対されて
・おなかの赤ちゃんに害はないの?と言われて心配になって
・ネットで調べるといろいろな情報が出てきて不安です…
などよく言われます。
実は、妊娠中でもアロマの芳香浴を楽しむことは問題ありません!
心身の変化に伴う不安やストレスなど、妊娠中のさまざまなトラブルにもアロマは効果を発揮してくれます。
妊娠初期
心身が不安定な妊娠初期は、トリートメントなどは避けて芳香浴を楽しみましょう
ただし、使用時間は自分が心地良いと感じる範囲にとどめて
少しでも不快に感じた場合は使用をやめる事です
妊娠中期~後期
安定期と呼ばれる妊娠中期以降は、芳香浴に加えてトリートメントを取り入れることもできます。
ただし、安全な種類の精油を低濃度で使用する事が大切なのでアロマに詳しい信頼できるセラピストに自分の体調を相談してながらお願いしましょう。
妊娠中に直接塗布する場合避けた方が良い精油
・月経を引き起こす作用のあるアロマ
・女性ホルモンと似た働きを持つアロマ
・赤ちゃんの神経発達に影響をおよぼす可能性があるアロマ
・皮膚への刺激が強いアロマ
分娩時
最近は分娩時にアロマをバースプラン(※)に取り入れる方が増えていると聞きます。
陣痛は初産の方で12〜15時間、経産婦の方でも5〜7時間が平均とされいるので、
無事に出産を迎えるまでの数時間、ママは痛みに耐えるのに必死です。
この時にアロマの力を借りる事で、少しでも痛みやストレスを軽減するとお産がスムーズに進む事が多いようです。
おススメは、背中や腰のアロマトリートメントや足浴、芳香浴です。
※バースプラン
直訳すると「出産計画」
妊婦さんやご家族にとって素敵なお産・望むお産にするために、
妊婦さんとご家族が妊娠中やお産についての希望や一緒に頑張ること、
助産師に求めることなどを記入する用紙。
65歳以上の方には(高齢者や介護には?!)
アロマに慣れていれば通常と同じ使い方で大丈夫です。
ただ高齢になると敏感肌になる方が多いので、上記のパッチテストを定期的に行うと安心です。
また、最近は介護にアロマを使っていいのか?と質問される事が多いのですが
介護にこそアロマを使ったほうがいいのでは?と私は感じます。
介護に使う場合、好きな香りかどうかを嗅いで選んでもらうのが一番良いですが、
高齢になればなるほど嗅覚が鈍くなっているので、香りを感じなくなっている方もいます。
ただ「よくわかんないわ」と言われてもダメとは思わないでください。
そんな時は、嫌いな人がいないアロマ
ラベンダーやオレンジからスタートするのがおススメです。
病気の時に使ってもいい?(病院で使っていい?)
アロマはたくさんの効果があって、中には血圧をあげたり心臓に刺激を与えるとされているものもあります。
なので病気の時、薬を飲んでいる時は自己判断でアロマを使うのは危険です。
必ず使用前に医師と相談したり、知識の高いセラピストに相談して下さい。
そして、入院中にアロマを病院で使てもいいのか?もよくある質問なのですが
これは入院している病院に許可をとる事が大切です。
今は病院でもアロマを取り入れるところも増え、アロマを許可してくれ事も多くなりました。
ただ、共同部屋に入院してる場合などは、周りの患者さんへの考慮もあるので、まずは相談する事が大切です。
ペットがいるんだけど…(犬・猫への影響)
ネットで調べると怖くなるほどアロマNGの記事であふれていて…
使ってはいけないアロマも山ほど出てきます!
そんな怖い記事ばかりを目にすると、ペットがいるとアロマは使えない!と感じる方も多くいます。
ただ、その一方でアロマセラピストとして活動する方や獣医さんでもアロマを使っている方は大勢いて
むしろおススメしている方も多くいます。
この両極端な見解に、ペットがいて、アロマを使いたい方はモヤモヤが止まらない事でしょう…
しかし よく考えると… ペットにアロマを使う事は、人間に作用する事と基本的に同じです。
違うことは、ワンちゃんやニャンちゃんを含むペットの多くは、嗅覚に対する感受性が人間よりも高いので、人間の場合よりも刺激を強く感じやすい事!
この事をしっかりと注意してアロマを安心して使う方法は
・ペットの肌に触れない事
・ペットの口に入らないようにする事(保管場所に注意する事)
・芳香浴法以外は行わない事(狭い部屋での芳香浴法も避けましょう)
・芳香浴法でも、ペットの傍にディフューザをおかない事(ディフューザは原液噴射以外のモノを使う事)
が大切です。
ペットにとって何よりも大事なのは、飼い主さんが心地よくいる事!ではないでしょうか?
私は今のところペットがいませんが、ペットがいるセラピスト仲間はたくさんいます。
そしてみなさんペットがいてもアロマを日常で使っています。
なのでペットがいるからアロマは絶対NGだとは限りません。
むしろ、多くの合成香料の方がよっぽど悪影響です。
ペットが使っているアロマを苦手と感じたら、その香りからちゃんと離れてくれます。
逆に心地よければ近くに寄ってくる事もあります。
ただペットにアロマを使用されるようになったのはごく最近なので、
飼い主さんの判断でアロマを使う事、そしてより慎重さが必要です。
まとめ
アロマを使う時に心配になる事、不安になる事でよくあるご質問をまとめてみました。
アロマはとてもパワフルな力を持つからこそ抱く悩みの解消に少しでもお役に立てればうれしいです。
🅟🅡🅞🅕🅘🅛🅔
お客様のニーズが「結果重視」から「癒し重視」に変化した事に気づき、サプリのようにアロマを提供する独自のメソッドを構築しカウンセリングに取り入れる。その後2011年に起きた東北大震災時、福島県の起業家向けに活用した所、前向きな人でも「深層心理に真逆のストレスを抱えて一歩前に進めない」事を発見し心理メソッドとして体系化、一般社団法人を設立。
郡山市・福島市から「心の健康を身近に気軽に」をモットーにメンタルヘルスの専門家も受講するストレスケア・メンタルヘルス講座として、現在12年目を迎えました。全国からオンラインで受講出来るプログラムです。
著書:売れっ子セラピストになる3つのステップ Amazon1位 東洋経済オンライン起業部門1位
保有資格:アロマ/ハーブ/食育/サプリメント/コミュニケーション/メンタル心理/マインドリーディング/マインドマップ
独立行政法人雇用・能力開発機構福島センター ワークガイダンス講師育成講座 終了
財団法人 実務技能検定協会 ビジネスマナー
経済産業省 中小企業庁 販売士検定
財団法人 事務技能検定協会 ビジネス文書技能検定
公益社団法人 マインドマップ検定